令和元年度徳島県バスケットボール部育成センターU13・14食育講座終了

徳島県でスポーツ栄養士として活動している坂東賢一です。
一般社団法人徳島県バスケットボール協会の育成センターの事業にて10月27日(徳島県海陽中学校)と11月30日(松茂町総合体育館)にU13・14カテゴリーの選手を対象に食育講習を実施しました。

本年度から徳島県の小学校・中学校でバスケットに励むジュニアアスリートの育成に食育を本格的に取り入れることが決まり、そのプログラム作成を任されました。

U13・14カテゴリーの食育について内容の紹介と選手の感想を報告します。

選手たちの意識を変えた食育の内容

1回目「アスリートと食事➀」 10月27日
内容

  1. 食べることの意義と目的
  2. スポーツ選手の食事
  3. 食を取り巻く環境
  4. 今の時代に必要なこと
  5. まとめ

〇今日からできること〇
・「いただきます」「ごちそうさま」
・ありがとうと言われる自分に
・「食」に興味・関心をもってキーワードを調べる
・プラス1食材(栄養フルコース型を目指す)

というまとめで締めくくり、約1ヶ月間「食」との向き合い方を変えることにチャレンジしていくことを伝えました。

2回目「アスリートと食事②」11月30日
内容

  1. 献立作成
  2. スポーツ選手の食事
  3. 食品添加物
  4. 補食について
  5. まとめ

2回目の講習はより具体的な内容でジュニアアスリートがどのような食事(栄養)を摂ればいいのかをお伝えしました。

 

 選手たちの感想

1.約1ヶ月間「食」に対してトライした結果、体の変化や感じたこと

・目覚めが良くなった。授業に集中できるようになった。(中2女子)

・朝ご飯をきちんと取ることで、学校の授業が眠くなくなった。また、朝起きる時間が早くなった。(中2女子)

・朝、スッと起きられるようになった(中2女子)

・試合の時に前より、いいパフォーマンスができるようになった(中2女子)

・授業中に眠たいと思う事が少なくなった。(中1女子)

・1ヶ月前よりも早く目覚められるようになった。(中1女子)

・朝ご飯がしっかり食べられるように授業中に眠たくなくなった。(中2女子)

・体のダルさがなくなった。(中2女子)

・意識して食べることによって、体重が少し増えた(中1男子)

・最近、前より多く食べられるようになりました。(中2男子)

・朝、眠たかったのが少しマシになったと思う。(中2男子)

・バスケのパフォーマンスが少し上がった(中1男子)

・朝の授業がしっかり聞けて、頭に入るようになった。(中2男子)

 

2.食育講座を2回受けての感想

・食事をかえて自分のプレーがよくなるのはとても嬉しいのでよく考えて食事をしようと思った。(中2女子)

・今までは、何かを買うときに何が含まれているとかそういうのを考えずに、おいしそうだと思うだけで買っていたので、これからは食品の裏を見て、考えて買おうと思います。練習後は何か食べ物をもっていこうと思いました。(中2女子)

・栄養のバランスを考えて、自分で調理できるようにしたいです。(中1女子)

・献立を自分で立てて料理をしてみたいと思いました。(中1女子)

献立を立てるのは思っていたより、とっても難しかったです。今日の講演を聞いて、改めて食事の大切さを知ることができました。これからも言われたことを思い出しながらフルコース型の食事に少しでも近づけるようにしたいと思いました。もっと献立を工夫して作ってみたいと思います。(中1女子)

・家のご飯をつくるときに手伝いをしようと思いました。(中1女子)

・添加物がたくさんの食品に使われていることにびっくりした。(中2女子)

・1日の必要な摂取量が案外多くてびっくりした。これから、試合の間にとる補食を考えてベストな状態で臨みたいと思った。(中2女子)

・今回も「食」について色んなことが知れて良かったです。今回、前回習ったことを意識するようにして、もっと良いプレーをできるようにしたいです。感謝の気持ちを忘れずにこれからも頑張りたいです。(中1男子)

・もっと自分が食べているものをみて、改善していきたいと思いました。(中2男子)

・食についていつも頭の中で考え、行動に移せるようにしたい。(中2男子)

・できるだけファストフードをとらないで、栄養をいっぱいとれるようにしたい。もう少し食べる量を増やそうと思いました。(中2男子)

 

 食育講習会を終えた選手たちの反応をみて

今回の講習会は私自身にとってもバスケットボール協会においても大きなチャレンジだったように思います。

それはなぜかというと、スポーツ栄養や食育という言葉を聞くとイメージが良さそうですが、実際にこの徳島ではスポーツ栄養や食育の仕事が継続的にできていなかったり、栄養サポートを受けている選手たちが管理栄養士の話を聞いて逆に「食」に興味関心がなくなったなどとネガティブな話も耳にします。

こんなイメージを変えていくためにも選手たちに本当に価値のある食育(栄養)の情報を伝えていく必要性を強く感じています。

また、お世話になっているスポーツ栄養士の先輩に「食は選手を生かすこともダメにすることもできる。」と言われたこともあり、そのことを考えると、非常に重要な仕事であることを肝に銘じて取り組ませていただきました。

年に2回、(時間にすると約3時間)の中で選手たちの未来をより良い方向に変えるような情報の伝え方を整理するのに相当な時間と労力を使いました。

そんな中で無事に講習を終えて、選手たちの感想やその後の生活の様子は思っていた以上に反響があったように思います。

一先ず、令和元年度のU13・14カテゴリーの食育は終えました。来年度はU15カテゴリーでさらに踏み込んだ食育(栄養)の内容を伝えて、高校生活に送り出し、その先で自分の目指す結果を手に入れられるように努力をしていってもらいたいと思います。

この度、このような機会を与えて下さった一般社団法人徳島県バスケットボール協会の皆様に心から感謝いたします。ありがとうございました。

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